店舗の改装を行ううえでの注意点

店舗の改装は頻繁に行うものではありません。1つ1つの判断を慎重に行いましょう。まずは、店舗改装を行うと本決定する前に店舗の現状を把握しておくことが重要です。果たして本当に店舗改装をすべきなのか、現状何がよくないのかを見極めれば、もしかしたら本当に必要なのは店舗改装ではなかったと判明するかもしれません。

そして店舗改装の目的をハッキリとさせておくのも大切です。「店舗のイメージを変えてターゲットとなる客層を広げる」「内装をオシャレにして高級路線へとシフトチェンジする」「家具や内装を変えて収容人数や商品配置を変える」など店舗改装をした後に何を達成したいのかを明確にしましょう。現状把握から導き出された問題を解決するためにも、目的の具体化は大切です。できれば店舗改装後の変化が具体的に数字で表せるとより効果的です。

店舗改装にはお金と時間がかかります。出来ればインテリアなどを全て買い直したいものではありますが、莫大なコストになってしまいます。使えるものは極力使いまわすことをおすすめします。例えばソファー。ソファー生地の張替え業者にお願いすれば安上がりになるケースもありますし、張替えることで耐久年数も伸びます。また、生地を変えるだけで店舗のイメージを簡単に変えることも可能です。

大がかりな店舗改装を終えた後は、満足しているだけではいけません。本当に店舗改装の効果はあったのか、それを確かめなければ改装費用も無駄になってしまいます。客足の伸びや男女比の変化、客単価、お客様の滞在時間など、目的に応じて確認するべきポイントは違ってくるはずです。ここでしっかりと結果が現れて初めて目的達成できたといえます。店舗改装はあくまでも、経営上の問題解決のための手段の1つだということを忘れてはいけません。

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