合同説明会を成功させるためのポイントとは?

企業の採用活動のなかでも重要なイベントが会社説明会です。特に「新卒」と呼ばれる、その年に学校を卒業する学生は、必ずと言っていいほど複数企業の会社説明会に参加して、選考を受ける企業を決定します。

会社説明会は、学生に企業の魅力を知ってもらう、1番最初の機会です。絶対に良い印象を与えたいことでしょう。しかし、個別の会社説明会ならばともかく、他社と合同の説明会では、なかなか自社を強く印象づけるのは大変です。とは言え、少しの工夫で、学生に良い印象を与え、応募に繋げることはできます。

学生が合同説明会に参加する理由

合同説明会とは、複数の企業が同時に説明会を開催する場です。なぜ学生は、個別の会社説明会ではなく、合同説明会に参加するのでしょうか。それは、短時間で少しでも多くの会社の情報を得るためです。ですから、学生にとって情報収集に費やす時間はとても貴重です。いかに学生に有益な情報を与えられるかが、学生を選考に繋げる1つの決め手です。

会社に関することで、学生が知りたいことは、「得られるもの」「職場環境」「人間関係」だと言われています。「得られるもの」とは、5年後、10年後の給与、福利厚生や休暇制度などの情報です。インターネットやスマートフォンの利用が増えている現代では、いつでも企業の公式ホームページを見られる学生が多いです。ホームページに載っているような情報を伝える場合も、成功体験やトラブルなど、実際にあったことを交えて話すことで、説明会に参加した意味を見出すことができ、好印象を与えられます。

プレゼンテーションの仕方も重要

学生にとって有益な情報を話そうと思っても、そもそも学生が興味を向けてくれなければ、耳には入りません。そこで、学生の集中力を継続させる工夫が必要になります。

会社説明会では、スライドを用いる会社が多いと思います。上手く使えば簡潔に伝えたい内容を伝えられ、便利ですが、目が疲れやすいという欠点があります。学生が、疲労で集中力を削がれないように、文字の大きさや、スライドのカラーを調整することで対策しましょう。延々と同じデザインのスライドを流すのも良くありません。人は、1分の間に似たようなものを見続けていると、退屈しがちです。メリハリをつけることで、学生は集中力を保ちやすくなります。

会社説明会の進行は、学生と年齢が近い若手社員が行うと、学生が親しみやすく、興味を持ちやすいと言われます。一方、プレゼンテーションは、会社のトップや各部門の担当者が望ましいです。特に、実際に仕事を経験している社員ならば、具体的な話を学生に聞かせることができ、実際の業務の雰囲気が学生にも伝わりやすくなります。

他社と差をつけるアイデア

仕事内容や職場環境、人間関係が他社と違うのは当然です。その他の点で、他社と差をつけましょう。
たとえば、自社の資料は、バッグのノベルティなどに入れて渡しましょう。学生は、複数の会社を回りますから、もらう会社のパンフレットや資料の量も多いです。バッグがないと、持ち運びに不便を感じ、良くない印象に繋がる可能性があります。会社側がバッグを用意することで、学生は移動が楽になります。小さな気遣いですが、仮に自社だけが用意していないとなると、そこで印象に差がつきます。自社の宣伝にもなるので、ロゴや会社名を入れたバッグは、用意しておいて損はないでしょう。オリジナルバッグのノベルティは、オンラインで受付しているオリジナルグッズ製作会社に依頼することで、コストを抑え、大量に作ることができます。

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