コワーキングスペースというワードが一般的に浸透してきています。すでに東京のような都市部では300を超えるコワーキングスペースがオープンしていると言われ、今後も増加傾向にあると言います。
なぜコワーキングスペースの需要が右肩上がりになっているのでしょうか？一番の理由は、コストパフォーマンスにあります。レンタルオフィスなどの賃貸オフィスを自前で借りるよりも、コワーキングスペースの方が圧倒的にコストが下がるからです。通常のオフィス賃料には保証金が6～12ヶ月分必要になります。その後の内装工事や什器の追加購入も考えると、さらにコストがかかります。昔は賃貸オフィスしか選択肢が無かったので、その初期費用の高さから起業を諦めてしまう人が多くいました。ですが、今ではコワーキングスペースを利用することで、起業のハードルが下がっているのです。その点、コワーキングスペースなら、立地の良いところを選ぶことも出来ます。立地が良いとそれだけ人も集まりやすくなるので、利用しやすくなります。ドリンクが無料で飲めるところもあるので、下手にカフェなんかで仕事するよりもコストカット出来ますよ。
このように、コワーキングスペースは、比較的小規模で開業間もない法人・個人の起業家たちが利用する場です。最近では急成長中のWEB系企業も多いので、そんな起業家たちを支援するENxJINのようなWEB系企業の集まるコワーキングスペースもあります。こちらのようにある事業に特化したコワーキングスペースであれば、事業フェーズが似た企業が必然的に多くなるので、同じような悩みを抱えている人との出会いも少なくありません。利用者間の繋がりが生まれやすい環境なら、仕事に対するモチベーションに繋げることが出来るでしょう。新たなビジネス領域に拡大することもあり得るかもしれません。